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シール剥がしで苦労しないために

更新日:8月22日

一時的にと貼ったシールが剥がせない!そんな緊急事態のご経験はありませんでしょうか。


たとえば軽い気持ちで貼ったシールが剥がせなくなってしまったり、無理やり剥がした結果ベタベタとした糊が残ってしまったり、貼られていた場所が傷んでしまったり。

貼ってから時間が経てばたつほど、シールはより剥がしづらく手ごわくなります。シール剥がしのトラブルは枚挙にいとまがありません。



今回は一般的なシールの剥がし方をご紹介すると共に、お悩みを根本的解決するヒントをご紹介いたします。


一般的なシールの剥がし方


溶剤/洗剤を使用する

市販のシール剥がし剤や、代用として除光液、薄めた中性洗剤などをシールに塗布し、粘着力を弱めることでシールをはがす方法です。

この方法を使うと綺麗に剥がしやすいといったメリットがありますが、

一方でシールに液体が浸透して粘着剤まで届かないと効果が薄かったり、溶剤や洗剤と接触することで貼られた面が変色・劣化する可能性があるといったデメリットもあります。よく剥がれる分ダメージが出やすいので注意が必要です。


こすり取る

主に糊残りに対して、消しゴムやスポンジで粘着剤をこすり取る方法です。

スポンジの場合は水に濡らした後こすることで効果が期待できますが、消しゴムなら濡らせない面にも使用可能です。

ただし、強い力でこすると摩擦で粘着剤の下の面まで傷めてしまうため、少しずつ綺麗にする必要があります。


温める

ドライヤーの温風をシールに当て、粘着力を弱めたうえで剥がす方法です。

濡らさないうえに多くのご家庭にある家電を使用するため着手しやすい方法ではありますが、シールが貼られている面が熱に弱いと劣化や変形の原因になることもあり、確認してから作業する必要があります。



剥がす場面で苦労しないために…

上記でご紹介したような一般的なシールの剥がし方ですと、シール本体の素材とシールを貼られた面の組み合わせによってできる剥がし方が狭まるうえ、綺麗に剥がせるかは試してみないとわかりませんし、場合によっては貼られた面が傷つくリスクもあります。


シールやステッカーの粘着力は多岐に渡ります。

そのため、将来的に剥がす見込みの一時的なステッカーを製作する場合は、事前に剥がしの際のダメージを見込んで仕様を検討されることをおすすめいたします。


例えば再剥離の仕様にいたしますと、貼った後剥がしやすく、また貼った面へのダメージもなるべく抑えることができます。


参考記事


また、そもそも貼られたくない場所にシールを貼られてしまっている場合、防汚ラミネートを施すことでいたずらで貼られた場合などに剥がしやすくなります。


参考記事



剥がす場面を意識した材料選定を

キャンペーン用のステッカーを社用車に貼る場合や、展示会で装飾を施す場合など、一時的に貼付したステッカーを剥がす場面は往々にしてあるものです。

シールやステッカーを剥がした際に糊残りがありますと、貼る前よりも見た目が悪くなるほか無理に剥がすことによる下地の傷みも想定されます。

ステッカーの仕様選定の時点で剥がしを意識した材料選びが重要です。


ステッカーの仕様についてご相談の場合はこちらから





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